初めて観た衝撃的な戦争アニメ「火垂るの墓」について。

子供のころ、映画館にアニメ映画「火垂るの墓」を観に行き、衝撃を受けました。
当時私は小学生だったのですが、私とさほど年齢の変わらない少年が、幼い妹とともに過酷な境遇に放り出され、やがては死んでしまうという悲劇が子供心にとても重くのしかかりました。
当時、その映画を一緒に観た親が「当時はこういう悲劇はいくらでもあったんだよ」と言いましたが、私の知らない日本の、悲惨な歴史の一部を見せられたことで、自分の知らない社会が昔存在したこと、そしてそれは今とは全く違うものであること、などに思いが至りました。
さらに今、自分がここにこうしていられるのはただ運がいいだけなんだ、生まれた場所や時代が違えば自分があの兄妹の立場だったかもしれないんだと怖くなりました。
主人公の少年は海軍軍人の息子ですが、父は戦死、自分は母や妹とともに空襲で焼け出され、さらに母を失い孤児になります。
親戚の家に身を寄せるもそこで居づらくなって妹とともに生きることを選択し、妹とともにおままごとのような生活を始めますが、やがて栄養失調で妹は死に、自らも神戸・三宮の駅で死を迎えます。
大人でさえも生きることが困難であった時代に、か弱く幼い兄妹二人が放り出されて生きながらえることなどできるはずがありませんが、確かに昔私の親の言った通り、昔こういう悲劇はいくらでもあったに違いありません。
どこまでも救いのない時代の、救いのない生の記録であり、私はこの映画を観て初めて昔日本に戦争というものがあり、それがか弱い国民の人生にどういう風にのしかかったのかを知りたいと思うようになりました。
この映画を観たことがきっかけで少し成長してからはこの映画の原作となった小説も読みましたし、また戦争に人生を狂わされた庶民の記録をたくさん読んだり見たりしました。
人類の暗い一面である戦争というものを知ることで、人間とは、人間の在り方とは何かを知りたいという強い動機のきっかけとなった忘れられない映画です。結婚したい人はこちら

初めて観た衝撃的な戦争アニメ「火垂るの墓」について。